勤労感謝 & 戦前の映画の検閲

11月23日は勤労感謝の祭日である。

勤労感謝の日は、歴史的には、神々に五穀の収穫に感謝するとして飛鳥時代に、天皇の行事、新嘗祭(にいなめさい)として行われた。
戦後、GHQによって、天皇の行事から切り離して、改められたのが勤労感謝の日、11月23日という日付自体に深い意味はなく、たまたま日本が太陽暦を導入した年(1873年)の11月の2回目の卯の日が11月23日だっただけのことである。
休日としての歴史は1873年公布の年中祭日祝日ノ休暇日ヲ定ム(明治6年太政官布告第344号)から続いている 引用:ウイキペディア
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若い時なら、舞台や劇場に行ったり、動物園、遊園地などに子供を連れて行って、体は疲れても、心はリフレッシュされていたものだ。
そう思いながらテレビをみていると、中国で日本映画が公開されてうんぬん・・・とルパン三世の次元に似た芸人が説明していた。
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よく聞くと、「君の名は」と言うアニメらしいので、調べてみた。私は、20年近く、舞台や映画を見に行ったことがない、ほとんどDVDで過去物をみて楽しんでいるていどでなのある。きょうも、映画でも、と調べていたら、電話が入って午後から子守を頼まれたので、映画に行くのは中止となった。

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君の名は
「雲のむこう、約束の場所」「秒速5センチメートル」など、男女の心の機微を美しい風景描写とともに繊細に描き出すアニメーション作品を手がけ、国内外から注目を集める新海誠監督が、前作「言の葉の庭」から3年ぶりに送り出すオリジナル長編アニメ。「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」などの作品で知られ、新海監督とはCMでタッグを組んだこともある田中将賀がキャラクターデザインを手がけ、「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」などスタジオジブリ作品に数多く携わってきた安藤雅司が作画監督。主題歌を含む音楽を、人気ロックバンドの「RADWIMPS」が担当した。1000年ぶりという彗星の接近が1カ月後に迫ったある日、山深い田舎町に暮らす女子高生の宮水三葉は、自分が東京の男子高校生になった夢を見る。日頃から田舎の小さな町に窮屈し、都会に憧れを抱いていた三葉は、夢の中で都会を満喫する。一方、東京で暮らす男子高校生の立花瀧も、行ったこともない山奥の町で自分が女子高生になっている夢を見ていた。心と身体が入れ替わる現象が続き、互いの存在を知った瀧と三葉だったが、やがて彼らは意外な真実を知ることになる。声の出演は瀧役に神木隆之介、三葉役に上白石萌音。その他、長澤まさみ、市原悦子らが出演。

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三面記事敗北へ駆け足
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祭日は映画でも見て・・・って人も多かったと思います。ここに戦前の締め付け記事があるので紹介。
国家の非常時に、抱擁、接吻、ダンスの映画のシーンはまかりならぬ。
昭和11年(1936)のことである。

昭和11年10月22日の都新聞の記事。
「とうとうたる映画全盛時代に、映画の持つ大衆への影響力を顧慮した内務省では、お手近の検閲でピリッとした統制を強行しようと、思想、風紀の全体にわたり未曾有の厳重取り締り方針を決めた。それによると、主なところでは、

⑴ 皇室関係、国体否認、軍隊誹謗、警官屈辱のおそれあるものは絶対にパスさせず、
従来、一部カットすれば通過したものも、今後は全面的に上映禁止にする。

⑵ 日本物、外国物を問わず、接吻、エロティックな抱擁、淫蕩なダンスや酒宴の場面は禁止。

と言うのだから、検閲官も、今後ノーカットでパスする映画は絶無だろうとみている。

昭和10年度のカットの割合は、外国物が20%、日本物が7%だが、今年1年で、これが30%以上に急上昇し、映画フイルムの半ば近くは闇から闇に葬られる運命にあって、新興大衆芸術の映画は暗黒時代を招くものと、業者に大恐慌を与えている」とある。
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長期の非常時に耐えるためには娯楽の効果は絶大であるにも関わらず、効用などは、まったく考えず、締め付けにより、敗北(玉砕)の方向に内務省が誘導しているようだ。

なんだか、北朝鮮の恐怖政治?に似ていませんか?

昭和11年の時代背景
第2次ロンドン海軍軍縮会議にて日本が会議の脱退を表明する。
日英米仏伊の5カ国が、各国の海軍保有勢力について前年12月から協議してきましたが、米英に対して同等の軍備を主張する日本側の意向が受け入れられない事が脱退の理由。
これによって日本の海軍軍備が無制限となり、世界が海軍力増強に向かう事になる。

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引用した主な新聞解説

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大阪朝日新聞=明治12年(1879)1月、朝日新聞として大阪で創刊。21年7月、東京のめざまし新聞と合併し、東京朝日新聞としたのにともない翌22年1月、大阪朝日新聞と改題。昭和15年(1940)1月、東京朝日新聞と題号を統一し朝日新聞となる。
国民新聞=明治23年(1890)2月、東京で創刊。昭和17年10月、都新聞に合併し、東京新聞となる。
時事新聞=明治15年(1882)2月、東京で創刊。昭和11年12月、東京日日新聞に合併。
新聞雑誌=明治4年5月、東京で創刊。明治8年1月、あけぼの新聞、同じく6月東京曙新聞、明治15年3月、東洋新聞とそれぞれ改題、明治15年12月廃刊
中外物価新報=明治9年(1876)12月、東京で創刊。明治22年2月、中外商業新報となり、昭和17年11月、日本産業経済と改題、昭和21年3月、日本経済新聞と改める。
朝野新聞=明治5年(1872)11月、公文通誌として東京で創刊。明治7年10月、公文通誌から朝野新聞と改める。明治26年11月廃刊。
東京日日新聞=明治5年(1872)2月、東京で創刊。明治44年3月、大阪毎日新聞と合同、昭和18年1月、大阪毎日新聞と題号を統一し
毎日新聞となる。
郵便報知新聞=明治5年(1872)6月、東京で創刊。明治27年12月、報知新聞と改題、、昭和17年8月、読売新聞と合併し読売報知新聞と改題。
読売新聞=明治7年(1874)11月、東京で創刊。昭和17年8月、報知新聞と合併し読売新聞から読売報知と改題、昭和21年5月、読売新聞と旧名に戻った。おもしろ雑学事典 著 相沢正夫 発行 毎日新聞社

今日の元気の灯