大腸内視鏡-2日目

入院2日目———朝6時起床、下剤の腸管洗浄剤ムーベン内用剤2リットルを2時間かけて飲む作業に入る。同時に血液採取された。

ムーベンを、1.5リットル飲んだ所で規定の色になっているので、トイレよりナースコールを入れて排泄を確認してもらう。

天使からOKがでた。ほっとした。

――全部飲みました?
――あと0.5リットル残ってるかな

それ、全部飲みきってくださいね。 と悪魔の声が・・

10時になって手術着に着替え、点滴ソリターT3号輸液を打つ。
この点滴の針が刺さらない。

――とりあえず、チクリ(ナース)
あれっ? 血がこないねぇと言って、

――一回抜きますね(ナース)
――はい
――もう一回いきますから(ナース)
――どうぞ、
――はいチクっとしますよ、大丈夫かなぁ?(ナース)
――ちょっと点滴落としてみますね。(ナース)
――落ちない?また抜きますね。(ナース)

何度か場所を変えて挑戦、結局、専門の人を呼んでくるから、ちょっと時間をください。とナースが消えた。

5~6分位して別のナースがきて、二の腕にあっさり刺して点滴を落としていった。実は、後で、これがまともに刺さってなかったことが処置室でわかったのである。

なんだかんだで午後1時になったのでナースから渡された使い捨ての紙パンツに履き替えた。

入院の所持品にパンツを持ってくること、とあったので、新しく購入して用意したが、前回の内視鏡検査のとき、
――パンツを履いていいですよ(ナース)

と言われ、自分でパンツをはいたのを思い出して、ニューパンツ温存して、今脱いだパンツをもっていくことにした。


2時過ぎにやっとお呼びがかかった。付き添いのパートの人と一緒にエレベーターで2階治療室へ。

良く見ると、私の座っている正面が第二治療室、その右隣、処置室に入ってきた入り口正面が第一治療室、左が一番奥が第三治療室であった。一番、三番はいずれも治療中だった。

スツールには私と高齢の女性がいた。この女性が二番の治療室から呼ばれて入っていった。
もう私一人しか待っていない。次は私だと心の準備を始める。

――ポリープはS字結腸だから大丈夫だよ、入り口からすぐだから痛くないよ

と言った武藤先生の言葉を信じて待つ。これが裏切られようとは・・・

第二治療室の女性の治療?が始ったようだ、観ると1間半(約2.7m)の間口にカーテンだけである。しかも下50cm位あいている。そこから、ナースのせわしそうに動く足が見える。

イタイイタイ、あっイタイ、なんだこの痛さは、イタタタタタァ。と女性の悲痛な叫び声

・・・・前回の痛みがよみがえる。・・・・

そうしている内に、第一治療室から年配の男性の肩にもたれかけながら術着の前をだらしなくはだけ、前を覆った若い男性がうなだれ、疲れ切ったように出てきた。

・・・・いよいよだ・・・・!

―――$#$さ~ん、・・・呼ばれた!・・・
――ハ~い、怖さを隠して元気に答える

――こちらを頭にして、横になって、向こうを向いて待っていてください。(ナース)
――術着を上に上げるので腰を浮かしてください。(ナース)

立て続けにナースからの指示、こちらは言われて通りに従う、これで下半身は青い紙パンツのみである。

――お尻をもっと突き出してひざを上げてください。(ナース)

――それでは、今から頭がぼんやりする薬を打ちますからね。(ナース)
――はい。やったー、これで胃の内視鏡の様に寝ている間にすべてが終るんだと安心した

・・・・腕が痛い、この注射はいたいなあ、と思っていたら。・・・

――先生入りません(ナース)
――周りに出てるよ。ちょっとこれ取っちゃって。(先生)

――ああ、動かないでね、位置が高いから、落ちたら大変だからじっとしててね。(ナース)
――点滴入ってないな、刺し替えよう(先生)
ナースたちがあっちこっちを探している

――ああ、ここでいい、ここでいこう(先生)
――よし、これでいい、ここの処理やって(先生)
――はい(ナース)

病室で二の腕に刺した点滴がまともに刺さってなくて、先生が手の甲に打ち直してくれ、ナースが固定の処置をして、再開。

――先生、〇〇〇が半分なんですけどどうします。
――半分か!よし、一本入れよう。
――じゃあ一本追加しますね。

ここから順調に治療が始った。
武藤先生の言葉が嘘だったと言うか、私も位置は図説してもらっていたので嘘ではないんだろうがお腹が痛い。
なんせ痛い。強い押すような痛みが動いたり、回ったりする、結構長い時間だったような気がする。

先生
はい終わりです(先生)

・・・この響きのなんと心地よい事か、あの痛みがもう起こらない事を意味しているのである・・・

――パンツ脱がすので腰を上げてください(ナース)
・・・パンツが降ろされて術衣が掛けられるはずだが、そのまま野ざらしであった。

あれっと思ったら、
――パンツ履きますから足をあげて、今度はお尻をあげて、(ナース)

と指示がでて、私が持ってきたパンツをナースが履かせてくれたのだ。

この時点で病棟の担当ナースも含めて若いナースが6人ぐらいいた。

私は治療台で上向きのままで起きることなく、4~5人のナースたちの手で、手際よくストレッチャーに移された。

後はパートさんと病棟ナースで5階まで運ばれたのである。最後はナースとパートの2人で私をベッドに移してくれた。

今日はトイレと洗面まで動いて良いから、最初トイレに行きたくなったらナースコールしてください。最初だけ一緒に行きますからといわれて、30分後位に同行してもらった。
――問題はないようですね、とクリアー

と言うわけで、疲れて<2日目の就寝>

 

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