戦後女は強くなった!??!?・・・わけではなかった!



前回に続いてのタイトルなんだが、打消しなのである。
すなわち、女が強いのは、戦後でも今でもないんです。
では?って事で、次の一文を、黙って最後まで読んで候。

 




最近十年ばかりの間に一般の婦人が進歩してきたことは、目覚ましいほどです
体格の上から見ても知識の点からいっても、新しい時代に適合する婦人として恥ずかしくないだけの資格を備えるようになりました。
 
ちょっと外へ出てみても、母親よりも背の高い娘さんをよく見受けますが、こういう人たちによって将来の日本が形造られるかと思うと、言い知れない喜びを感じます。
 



 
また、婦人がたの、人に接する態度も大分自信がついてきて、いったいに雄々しく、はきはきしてきました。これは、いい意味において婦人が世界的になってきたのであろうと思います。
しかし、態度が雄々しくなってきたことの裏には、また多少の弊害のあることも見逃すわけにはいきません。
 
活発すぎてお転婆になったり言語動作が荒々しくなって、婦人本来の美質である貞淑、優美などの美徳を傷つけるなどがそれです。
 
なにも、むかし風に必ず温順にしていなければならないという理由はありません。しかし、婦人本来の美質だけは、いつまでも保っていてもらいたいものです。
 



 
なかにはまた、この貞淑、優美をただ温順ということにのみ解して、むやみに内気にばかりしている人もありますが、これも、無論誤りです。しかし、概して現今の婦人は男性化されてきたようです。もっとも、男子が完全なものかどうかは疑問ですから、ただいたずらに男子に模倣するのもいかがかと思いますが、優柔を旨としていた婦人には、それだけでも進歩の階段をのぼったものといわなければなりません」


 

さて、この文章は読売新聞に掲載された論評ですが、いつ頃の文章だと思いますかー?

この記事は、大正5年(1916年)慶応義塾の学長が読売新聞に寄せた「婦人の男性化」の論評である。靴下は別に置いといて、女性が強くなったのは決して戦後ではないことが、お分かりいただけたでしょうか?
そんな大正5年は、こんな年です⇒百年前新聞

 
 

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