立春は春の気配を楽しもう!

太陰太陽暦は、月が地球を一周する、地球が太陽を一周する、この月と太陽の両方の運行の誤差を修正した、非常に高度で科学的な暦なのです。天保十三年(1842年)には天文学的にも世界で最も正確な太陰太陽暦となったそうです。

にもかかわらず、前にも書いたが、明治五年、先進文化や富に目のくらんだ新政府は、太政官布告を出し、太陽暦(今の西暦)に強行変更したのです。
しかも、大隈重信福沢諭吉が反対勢力を押し切って決定したというのです。

以来、自然と共にある日本の伝統行事や、農・漁・林業等が混乱をきたしたのは当然の事です。現在でも1ヶ月のズレが生じたままです。

画像:太陰太陽暦の説明

太陰太陽暦とは、太陽の軌道を冬至(とうじ)と夏至(げし)で二分割する。
次に春分(しゅんぶん)と秋分(しゅうぶん)で二分割する。これを二至二分(にしにぶん)と呼び、結果、四分割された枠を立春・立夏・立秋・立冬の四立(しりゅう)と呼ぶ。

[四立とは、立春=春、立夏=夏、立秋=秋、立冬=冬]

この二至二分と四立を併せて八節と言います。

(冬至・夏至・春分・秋分・立春・立夏・立秋・立冬)

そして、
立春から春分をはさんで立夏の一日前の日までが、春
立夏から夏至をはさんで立秋の一日前の日までが、夏
立秋から秋分をはさんで立冬の一日前の日までが、秋
立冬から冬至をはさんで立春の一日前の日までが、冬

さて、立春を迎えるにあたって、年末年始が忙しく、厄払いのできていない人は、立春の前日の節句で厄払い(鬼は外)をしたらいかがでしょう。

そして、2月4日の立春で新しい四季を意識すると、二十四節気が身近になって、暦の見方も変わってくると思いますよ。

立春と言っても、実際は、北日本は大雪の日も多く、春とは程遠い気候なんですけれども、西の方からは、梅の便り(熱海梅園)や、河津桜の便りも・・・意識すると、日増しに春を感じるようになります。

気象庁の公式では、春は3月から5月までとなっていますが、ここは、あくまでも旧暦ということで、旧暦に身をゆだねてみたらどうでしょう。
すなわち、立春の2月4日から5月4日までが春なんです、ちなみに5月5日から夏になります。

立春を迎えると、まづは春一番でしょうね
立春(2月4日)を過ぎて始めて吹く南風の強風を春一番と言います。ここのところ吹いた暖かい南風は立春の前ですので春一番とは言いません。

春は、
立春、春の兆しが感じられる。
雨水、空から降る雪が雨にかわり、地上の雪や氷が水になる
啓蟄、冬眠していた虫が目覚め地上に出てくるころ
春分、日は真東から昇り真西に沈む、昼と夜の長さが一緒になる
清明、すべての物が清らかで、うららかに生き生きするころ
穀雨、雨が降り多くの穀物が芽吹き潤うころ

立夏、ここから夏の兆しにかわります。

今日の元気の灯